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<作品の説明>
「フィリピンの人達の温かさがたまらなく好き」という彼女。大皿に描かれたヤシの葉、南国の島と海を彷佛とさせる魚文様の掻き落としや呉須絵に、その熱い想いを垣間見る事ができる。
皿、茶碗、マグカップ、壷、何でも好きというが、「基本は日常使いのもの」ということである。彼女の胸の奥に、かつて自分が教えたフィリピンの生徒たちに「陶器を使う楽しみを知って欲しい……」という願いが込められているのかもしれない。
多くの若い作家たちがそうであるように、ひとりの陶芸家として「自分の色をどう表現していくか」が彼女にとっても課題であるという。
自分の色とは、単に技術的な向上にとどまらず、その作家のほとばしる情熱や、人生経験からにじみ出る想いなど、精神的な要素が含まれていることは言うまでもない。「とにかくいろんな人たちと接していられることが幸せです」と語る山崎さんの作品には、すでにその温かい人柄が表れているような気がする。
彼女にとって陶芸とは、人と人を繋ぐ手段のひとつであって、主体はあくまで人とのふれあいにあるのではないだろうか。「人を思いやる心なくして、いい作品はできない」そんなメッセージが聞こえたような気がした。
象嵌大皿 32.7x3.8cm 信楽土 土灰透明釉
新企画出版局発行 陶遊 2000年3月号 【陶芸家の工房】に紹介された記事全文を転載
皿、茶碗、マグカップ、壷、何でも好きというが、「基本は日常使いのもの」ということである。彼女の胸の奥に、かつて自分が教えたフィリピンの生徒たちに「陶器を使う楽しみを知って欲しい……」という願いが込められているのかもしれない。
多くの若い作家たちがそうであるように、ひとりの陶芸家として「自分の色をどう表現していくか」が彼女にとっても課題であるという。
自分の色とは、単に技術的な向上にとどまらず、その作家のほとばしる情熱や、人生経験からにじみ出る想いなど、精神的な要素が含まれていることは言うまでもない。「とにかくいろんな人たちと接していられることが幸せです」と語る山崎さんの作品には、すでにその温かい人柄が表れているような気がする。
彼女にとって陶芸とは、人と人を繋ぐ手段のひとつであって、主体はあくまで人とのふれあいにあるのではないだろうか。「人を思いやる心なくして、いい作品はできない」そんなメッセージが聞こえたような気がした。
象嵌大皿 32.7x3.8cm 信楽土 土灰透明釉
新企画出版局発行 陶遊 2000年3月号 【陶芸家の工房】に紹介された記事全文を転載
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